2012年、日本版CCRCを考える

 

新年明けましておめでとうございます

 昨年は多くの日本人が、311日に勃発した大地震、津波による東日本大震災と原発事故の被害者への深い思いを抱き、心を痛めた一年でした。また、ヨーロッパのユーロ危機を発端として、世界規模の経済不安が押し寄せています。このような中、人の絆、連帯の重要さが見直されており、いま日本は世界を巻き込んで時代の大きな転換点にあるものと感じます。

 私どもは、高齢者の新しいニーズに対応する “高齢者健康コミュニティ”CCRCを研究してきました。米国のCCRCが本当に日本で必要なのかと20年近く自問自答してきました。

いま、高齢者ケアの歴史の中心が二つのパラダイムシフト(1989年のゴールドプラン、2000年の介護保険)から、来年から始まる地域包括ケアという第三のパラダイムシフトへ推移しようとしています。

地域包括ケアは厚労省が20104月に2025年を目指した高齢者ケアのあり方として道筋を示したもので、この内容は私どもが提案してきた「日本版CCRC」の“ネットワーク型CCRC”に一致するものです。“ネットワーク型CCRC”については、現在福岡、鹿児島、佐賀の医療法人と創り上げている途中です。なお、日本版CCRCには米国流の開発型がありますが、これは大きなファイナンス等の新たな仕組みが必要です。このタイプについては、福岡で検討・計画中です。

このような中、昨年後半から、出版社、中央の開発事業者、大手シンクタンク、地方自治体シンクタンク等から注目され、次のような質問を受けています。

1.CCRCとは何か?

2.米国CCRCの現状はどうか?

3.日本でCCRCが開発できない理由は何か?


 日本版CCRCについて、日本名を「高齢者健康コミュニティ」と名づけ、今までできるだけわかりやすく説明してきたつもりですが、米国の現状を踏まえ、日本版CCRCについて、最新の資料を活用し、詳しく説明する必要性を感じています。

CCRCが、「不安定な社会保障の選択肢として」、また「高齢者の幸せな生活を実現する一つの方策」として始動していくために、これから数回に分けて、まず米国の実情と課題をこのブログで説明していきたいと考えます。

私どもは日本版CCRCを、衆智を集め実現し、いくらかでも世の中のお役に立ちたいと願っています。
 今年もよろしくお願い申し上げます。

窪田昌行


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